2016年7月27日水曜日

茶倉の出汁について












食(しょく)を大事にされ
丁寧に向き合っておられる方が
多数ご来店されています。

お客様から具体的な調理方法
についてご質問をいただきます。



よくご質問される出汁について



今、茶倉でほとんど毎日とっている(作っている)
出汁のとり方を書かせていただきます。


材料

道南産真昆布 200グラム

北海道産大豆(オーブンで焼くか、から煎りしたもの)50グラム

国産原木干し椎茸30グラム

切干大根20グラム

水10リットル


鍋に水をいれてすべての材料をいれる。

しばらくして昆布が柔らかくなったら

火にかける。

弱火でじっくりじっくり温度をあげていく。

温度計で60度になったら、
その温度をキープしながら、
30分から1時間素材の持つ旨み(エネルギー)
をお湯の中に移していく(とりだしていく)。

鍋の中のお湯は表面がゆれてなく、
少し泡、あくが少しういてきますが。

出来るだけさわらないで

熱と素材とお水と時間にまかせてください。

たまに味をみて好みの味加減になったらできあがりです。

ざるにとってください。








毎回調理する環境(室温、湿度、水温)が同じであり
素材もなるべく均一な物(乾物)を使っていても
なぜか出来上がりは毎回変わる物です。

茶倉ではその都度微調整します。

60度のお湯で煮出す方法は、昆布の旨み成分が出るのに最適な温度らしいです。





他にも一晩冷蔵庫にいれてとる
水出しでもいい出汁とれます。


材料も産地や品種、色々おためしください。
それぞれに美味しく出来るやり方があるとおもいます。





以上ご参考までに。


ありがとうございます。