2015年7月11日土曜日

植物性出汁について

自然の恵み

お客様や電話での問い合わせで
出汁(だし)のことについて聞かれます。

菜食料理
動物性は使わないといいながら出汁は動物性を使う?
お店があるとのことです?


お店により主義、方針がありますね。

茶倉の基本は

北海道道南産  真昆布
国産(北海道産) 大豆
国産(産地各所) 干し椎茸

これらを使い出汁をひいています。

寸胴に水を入れ(10リットル)

昆布200グラム

干ししいたけ5,6個分

大豆フライパンで乾煎り50グラムを入れ、一晩冷蔵庫で寝かせ

翌朝火にかけ、60度前後をキープしながら30分~60分煮出して


これを一番出汁としてつかっています。
こちらは料理全般、汁、炊き込みご飯、調味液(出汁醤油、三杯酢など)のベース
につかいます。

煮出汁時間に差があるのは、昆布や水、気温によって毎日条件がちがってくるので、
色や味で時間はきめます。


出がらしに、さらに水や野菜屑を入れ、煮だした物を二番出汁
としています。

煮物、おひたし、野菜の浸し汁、お年寄り向けの味噌汁のだしに少し混ぜたり、
水溶き片栗粉、くず粉などにつかいます。

原発の事故以降、
同じ海藻類の東北産物がなくなったりしています。


菜食を通じて自然(大自然、自分自身)との和合を考える。


農産物だけではなく、海からの恵みも考えなくてはいけません。



明日11日(土)定休日です。宜しくおねがいします。