2016年9月1日木曜日

出汁について 2(植物性のみの出汁)



















以前茶倉の出汁について
投稿させていただきました。

茶倉での出汁のとり方をそのまま
投稿しましたが、

一般家庭では難しいと思われる
箇所がありましたので
再投稿します。


材料


昆布40グラム


北海道産大豆適量

(そのままでもいいが、から煎りすると大豆の生臭さがでず,風味がいいです。)

国産原木干し椎茸適量


切干大根適量


水2リットル


※分量、材料は原価、手間、
仕入れなどのバランスでこの内容にしました。






鍋に水をいれてすべての材料をいれる。

そのまま冷蔵庫に入れ一晩おく。

朝(6~8時間後でしょうか)そのままつかえます。

これは水出しの出汁。

水出しでいい場合は、中の具材をとりだしてください。
そのままにしておくと昆布からぬめりがではじめます。

取り出した具財は切り刻んだりして、他の料理にしてください。




味をみて物足りない方は

冷蔵庫からだしたものを
火にかける。〔強火が10として3くらいの火加減。)






















しばらく15~20分くらいじっくり温度を上げていくと、
なべの表面に少しずつ泡がたってきます。

ここで少し火を弱めてください。




























なべの表面の泡がなくなりそうな・・・
少し泡がある状態。

火加減は強火が10として2ぐらいの状態
その状態を保って40分くらいじっくりと
素材の旨みを水にうつしていきます。




時間がきたら静かにこしてください。

茶倉式精進一番出汁です。

時間通りではなくても
味をみてご自身が「よし!」となれば
OKです。

若干、灰汁(あく)のようなものがでてきますが。

ほっておいてください。

この段階での
灰汁(あく)は旨みの一部です。


ざるにこしたものは
佃煮などに。





茶倉ではさらに
こしたものに
水をいれ火にかけ
徹底的に煮出します。

うすーい昆布香がするものができあがります。


茶倉式二番出汁です。


葛や片栗粉の水溶き用につかったり。

少し昆布をいれ(さし昆布)
調味料をいれ浸し物の地にしたり。





一番出汁があまったら、火にかけます。

ぐらっと沸いたら火からおろして
冷めたら冷蔵庫に入れてください。

家庭でしたら冷蔵庫で1、2日もちます。




少しの手間ですが

おためしください。