茶倉では豆系はごはんと一緒に炊かず、別々に炊き、各々に工夫をすることで、出来上がりの野菜の味を高めます。
鞘から豆をとりだします。
鞘は焼き網などで軽く焼き色つけます。
豆は薄皮からはずします。
炙った鞘と薄皮を一番だし(精進だし)に入れ、ひにかけます。(あぶった鞘を入れると深みがでます。)
ソラマメだし(ソラマメブロス)ができあがります。
これを使ってソラマメの調理は行います。
鞘があまっていたらお湯に入れ少し茹でて、
塩をいれソラマメお湯をつくります。
このお湯で薄皮むいたソラマメゆでます。
茹で上がったら、よく冷やしたソラマメだしに入れ急冷、色をとめます。
浸水したもち米と七分づき米をざるにとり水をきる。
淡口と酒、塩を加えたソラマメだしを土鍋にいれ
米を入れ、たきます。
ここでソラマメの鞘を入れると、更にソラマメの味が濃いものができます。
筍の皮は生のときにあぶって、かいしきに・・・ |
豆さん独特の甘味を生かしたいので、甘味は
いれません。
皮やへた、切れ端、皮もすぐに捨てずに、お湯に入れたり、出汁の中に入れることで
淡白な野菜の味に深みがでます。
形には出ませんが、捨てる部分が、味や風味として残せます。
極端に不ぞろい(大小、曲がりなど)の物は、切ったり、細工して形ととのえます。
大根葉、白葱の青いところ、キャベツの外側達。
とりあえず籠やざるに・・・
すぐに食べたり使わないものは
お日様にあてます。
大体が二番出汁と一緒に入れてストックをつくります。
野菜を茹でたり、味噌汁に少し混ぜたり、水溶き片栗粉でつかったり。